コードにはトップノートというのがあります。
トップノートとは、コードで一番高い音の事をいうのですが、Cの場合なら
1弦、開放弦がトップノートって事になります。
トップノートはコードの中で一番高い音なので、一番目立つ、きらびやかな音になります。この一番目立つトップノートをうまく使って、フレーズとコードを組み合わせると、フレーズがコードに埋もれる事なく、ギター1本でも曲として聴きやすくなります。
例えば「大きな古時計」をギターで弾くと、主となるメロディフレーズはこうです。
これにコードをつけるとこんな感じ。
譜面の上にCとGとFが足されました。これがこの曲のコードです。
更にコードとメロディーを組み合わせると、こうなります。
赤丸内がコードのトップノートです。1番最初のCコードは本来なら1弦まで弾くのですが、主となるメロディが2弦1Fとなっているので、Cコードのトップノートを2弦1Fにしてます。理由は、
トップノートが一番目立つ音だからです。
特にFの時は2弦と1弦を弾かず、トップノートを3弦にしています。こうすることで主となるメロディが前に出てきて、曲として聴きやすい!って訳です!
唄いながらコードを弾く時、声とギターは全く違う音色なので、コードをジャンジャン
弾いても唄は埋もれないのですが、同じ楽器でコードとメロディを同時に奏でる場合は、こんな感じでトップノートをうまく利用すると、目立たせたい主のメロディが前に出てきます。
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