譜面を見ていると、G/Bや、GonBのようなコードを目にすることがあるかと思います。これらは、分数コード、またはオンコードなどと呼ばれるもので、通常の弾き方をした場合とは少し違った響きを与えることができます。
例えば普通のCコード
5弦3Fがルート1度(C)の音になっていて、その音に3度(E)と5度(G)をプラスし、Cコードという和音になっています。
この1番低音だけを、他の音に変えたコードを分数コードと言います。ですので低音の音が分母の扱いになります。
「低音の音だけ変えて、他の音はそのままですよー!」って感じです。
ファッションでいうと、靴だけ変えてスボンとシャツはそのままってイメージです。靴だけ変えると雰囲気が変わるので、そこを楽しむ!です。
最初は分かりやすく、Cの和音の中にある3度(E)、5度(G)を分母にすると良いと思います。特に3度(E)を分母にした、C/Eは簡単なのでオススメです。
6弦開放がEの音なので、普通にCを押えて、あとは6弦からジャーンと弾けば出来上がりです!これだけで、普通のCコードとは一味違った響きになります。
この分数コードを使うとストロークやアルペジオなど、音使いの幅が広がります。
例えばよく見かける普通のストローク
これにさっきのC/Eを小節の途中からプラスすると、
こんな感じになります。Cの時は親指で6弦をミュートしていると思いますが、C/Eの時はその親指を離して6弦から弾くだけです。
そうすると低音(ベース)に躍動感が出てきて、これまた違った雰囲気になってきます。
Comments