ギターは指板で弦を押さえ、そしてピックでその弦をはじいて、やっと音が鳴ります。いくら指板でしっかり押さえていても、弦をはじかないと音が鳴りません。
僕も最初の頃は、狙った弦だけを弾くのが難しく、挫折しかけた事がありました。6弦だけずっと弾くとか、同じ弦を続けて弾くフレーズはまだ弾けたのですが、スキッピング奏法(弦飛び)と言って、異弦を弾く奏法が凄い苦手でした。
出したくない他の音が鳴ってしまう!狙った弦をうまく弾けない!
という悩みに直面し、試行錯誤して何とか、その悩みから脱出したのですが、この悩みはギタリストなら、必ず通る壁だと思います。
弾けるようになってから、気がついたのですが、その時の僕は、手首をうまく使ってなかったんです。手首をガチガチに固め、肘で弾くような感じ弾いていました。
例えばこんなフレーズがあるとします。
6弦はダウンピッキング、4弦はアップピッキングで弾くのですが、間にある5弦を弾いてしまったり、3弦を弾いてしまったりと、ま〜うまく弾けないんですよ!
で!この時に大事なのが、手首の動きを使う事です。
最初僕は手首の回転を使ってダウンピッキング、アップピッキングが出来るという事を知らなく、手首を固めて肘を動かし、ダウンアップをしていました。
分かりやすく例えると、字を書く時、指と手首をガチガチに固め、肘の動きだけで字を書くイメージです。小さい子供ってそういう書き方しますよね。でもそれが成長と共に、手首や指の関節をうまく使いこなし、ドンドン字が上手くなっていくと思います。
ギターも一緒で、手首の関節を利用すると、動きの微調整がやりやすくなるので、ミスタッチが減り、ナイスなフレージングになってくると思います。
あと大事なのが、ピッキングの小指で軸を作る事です。
今回のような6弦4弦のフレーズの場合、その下の弦は弾かないので、3弦辺りに小指を置くと、ピッキングの位置がズレないので、これまた狙いを定めやすくなります。
僕はギターボディーか、1弦に小指を置く事が多いですが、これに決まりは無いので、自分の好きな所に、小指を置いて軸を作ってください。
軸を作らないと、ピックと弦の距離が離れてしまいます。
なんでもそうですが、狙いの距離は遠いほど難しいです。
極端な話、ピックの腕を前に真っ直ぐ伸ばし、素早く4弦だけを弾いてください。と言われたら大抵は違う弦も弾いてしまいます。
試しに今やったら奇跡的に弾けました。笑
ですので小指を置いて弦からピックが離れないようにし、弦とピックの距離を一定にすると、かなり弾きやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめると、
1.ピッキング手首の動きを使う。
2.ピック側の小指で軸を作る。
です!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「バイトーン音楽教室」
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