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  • 小林

耳に残る作曲


楽曲制作の仕事でよく来る注文があります。 

「耳に残る曲、1回聴いたら忘れられないメロディを作ってください。」この注文は確実に作家なら誰もが経験のある注文だと思います。子供から高齢者の方まで皆が唄える曲。皆から愛される曲というわけですが、ここのバランスがかなり難しいです。子供や高齢者の方に合わせ簡単なメロディにしてしまうと、 CDや音源を一番活発的に購入する10代、20代の若い年齢層の方達には物足りなく感じてしまうので、ただ単純に4分音符を並べるだけとか、bpmを下げれば良いという簡単な事ではありません。ここが難しいところです。そこで僕のオススメ作曲方法の1つをご紹介します。

各企業のCMフレーズからヒントを得て作曲

例えば「ヤマーダ電気♪」とか「あなたとコンビニファミリーマート♪」とか「いいことあるぞーミスタードーナツ♪」とか「フジー サファリパーク♪」などなど一度は聴いた事のあるワンフレーズ。因みに 「ヤマーダ電気♪」は僕の大好きなさま~ずのお二人が考えたワンフレーズです。メロディをそのまま使うと著作権問題になりますので、僕のオススメはリズムの特徴を取り入れる作曲です。「ヤマーダ電気♪」なら「タタータタンタン」みたいな感じであとはそのリズムにオリジナル メロディを付け足します。特にサビ頭が一番重要ポイントとなりますので、僕はサビ頭で耳に残りやすいリズムを使う事が多いです。そして繰り返しも大事です。もちろんメロディもコードトーンを中心にしたり、あえてM7から入ってお洒落にしたり全音符で音を伸ばしてメッセージ色を強くしたりと、色々なやり方がございますが、今回のオススメはリズム!です。リズムを先に決めてその後にメロを付け足すという作曲はちょっと珍しいかもですが、リズムだけでも決まっていると意外に作曲スピードが上がります。それからハモリを入れたり、シンコペーション入れたり、オブリを足すなどの編曲作業をして耳に残りやすいオリジナルメロディの出来上がりという流れです。あとはCMワンフレーズではなく、自分の好きな曲の中から「ここの小節ついつい唄ってしまうなー」とか、「ここのメロだけ頭の中でループするなー」とかそういう所からのリズムのヒントもありだと思います。あと子供番組も素晴らしいです!「ブンバボンボンボブンバボン♪」このフレーズもメロディというよりやはりリズムがキモだと思います。うちの子供も喜びながらここのフレーズだけ唄います。

あと何と言っても大事なのが歌詞です!プロの作詞家の方は信じられないほど素晴らしい言葉を入れてきますので、耳に残るメロディそして耳に残る言葉を足して耳に残る名曲の出来上がりです!今回このCMワンフレーズのリズムをヒントにした作曲レッスン動画を作りました。ヒントにしたフレーズは 「ヤマーダ電気♪」と 「いいことあるぞーミスタードーナツ♪」の「ミスタードーナツ♪」部分だけのリズムです。歌詞はあえて皆様に伝わるようにそのまま使用しております。そしてメロディは少し変えてます。よかったら参考にしてみてください。

※この曲はこのブログをご覧の皆様にオススメの作曲方法を分かりやすく解説した動画ですので限定公開となっております。他での使用は一切ございませんのでご了承ください。

バイトーン音楽教室作曲コース

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